ジェネリックED薬が安い理由

勃起不全(ED)の治療薬として有名なバイアグラですが、同様の効果を持つ薬にシアリス、レビトラなどもあり、ED治療薬はすっかり一般的なものとなりました。そして先行薬であるこれら3種類のジェネリック薬も登場しており、より安価にEDは治療を行なうことができるようになっています。
ジェネリック薬が安い理由とは
ジェネリック薬とは、先行薬とまったく同じ成分で、効き目も同様ながら価格が安く抑えられているのが特徴です。ところで、同じ薬なのになぜ安く購入できるかご存知でしょうか。それは先行薬の特許期間が関係しています。

通常、新薬は長い研究機関と多額の費用をかけて開発されます。そして完成した薬には、それらの費用が上乗せされた状態で販売されます。製薬会社も商売ですから、薬を売って元を取る、儲けるのは当然のことです。そして、完成した薬は特許登録がなされ、以降は開発したメーカーが独占販売することになります。

医薬品の特許期間は20年と、なかり長期間特許で保護されますが、通常は研究・開発を開始した時点で特許が出願されるため、開発が終了した時点で残り数年ということも珍しくはありません。バイアグラの場合も、2014年5月に特許期間が終了し、以降はジェネリック薬が販売できるようになりました。

ジェネリック薬は、特許が終了した薬を開発したメーカー以外が製造することで生まれます。そしてこのジェネリック薬は、当然ながら他のメーカーが研究、開発した薬の成分を利用して作られますから、研究費は必要ありません。そのために、元となる薬よりも格安に販売することができるのです。

安い上に安全性にも問題なし
ジェネリック薬の利点は、価格が安いということもありますが、元の薬と同成分だけに、発生する副作用などもまったく同じ、つまり元の薬が服用しても安全であるならジェネリック薬も安全ということになります。人によってどんな副作用が出るか異なる場合もありますが、長年実際に販売され多くの人が服用しているだけに、どんな副作用が出るか、どんな場合は危険なのかといったデータが蓄積されています。こうした研究の必要もないことも、ジェネリック薬が安価な理由のひとつです。

国内で販売されているED治療薬のジェネリック薬には、バイアグラならトーワ、キッセイ、YD、あすかなどが各製薬メーカーから販売されています。ジェネリック薬の特徴に「元の薬と同じ」というものがありますが、ジェネリック薬の場合は、成分は同じで味をつけて飲みやすくしたもの、錠剤ではなく粉末、薬の量を変えている、などより利用しやすく工夫されているものも存在します。

個人輸入された海外製ジェネリック薬には注意
この他に、他国、とくにジェネリック薬製造が盛んなインドで発売されたジェネリック薬が個人輸入などのルートで出回っていますが、こちらの治療はおすすめできません。インドは特許方式が他国と異なっていたことが原因で、他国ではまた特許期間中の薬でもジェネリック薬を開発することが多くありました。しかし、この制度を利用して粗悪なバイアグラ・ジェネリックを製造したり、含有成分量が少ないもの、他の成分が混ざっているものなども多く、密造された偽バイアグラ・ジェネリックも多く見つかっています。

国内で製造されたジェネリック薬であれば、厚生労働省の正規認可も受けており、その効能や安全性は保証されていますが、他国のジェネリック薬の場合は保証がありません。正規品に見せかけた偽薬もあるために、名称やパッケージが同じでも信用ができないのです。

国内でも正規の安全なジェネリック薬を処方してもらうことはできるので、危険な個人輸入薬に手を出す必要はありません。またカウンセリングでEDが改善することもありますから、かならずクリニックで治療を受けてから、医師により処方された薬を飲むようにしてください。