日本の媚薬あれこれ

「古事記」に記されているイザナギ・イザナミの国造りの物語はご存知ですよね。
神代7代最後の神である二人は、日本最初の夫婦でした(同時に兄妹でもありましたが、こうした設定は神話には珍しくありません)。
この二人の交合、つまりセックスによって日本の国土が生まれたという話は荒唐無稽ですが、男女の交わりの大切さを説いているようにも思えませんか?

日本の媚薬あれこれ

精力増強剤としての媚薬といえば、日本では「イモリの黒焼き」が有名ですね。
漢方薬の原料として現代でも入手することができます。
つがいのイモリを青竹の切ったものに入れると、節が邪魔をして会えないので、「相手恋しさに心臓まで真っ黒に焼ける」という伝承があることから、この竹ごと焼いたイモリの粉が惚れ薬として使われていたそうです。
また、江戸時代には「四ツ目屋」という今で言うアダルトショップがあり、「長命丸」という勃起改善薬が大人気でした。地方から江戸に出てきた人が土産に買い求めたり、書状で注文すれば飛脚便で配達もしてくれたそうですから、その人気だけでなく効果のほどがうかがえますね。
原料には少量のアヘンやヒキガエルの粘液など怪しげなものの他、丁子(クローブ)やコショウなど刺激性のある成分も使われていました。
これを行為の2時間前に、口中でよく噛み砕いて唾液で練り合わせ、陰茎に塗ることで勃起が長持ちしたと言われています。
成分をよく見ると、アヘンによる酩酊感や丁子・コショウなどの刺激で感覚が軽く麻痺していたのではないかと思われますが、身分を問わず男性からの支持は断トツだったようです。 ちなみに、「四ツ目屋」には女性向けの「女悦丸」もあったとか。

将軍様のヒミツ

徳川11代将軍・家斉は田沼意次を罷免し、松平定信を老中に据えてクリーンな政治を目指した「寛政の改革」で歴史の教科書にも行を割かれていますが、当代一の絶倫ぶりでも知られています。 妻・側室の数は特定されているだけで16人、子どもはなんと男子26人・女子27人という、今時の草食男子に爪の垢を煎じて飲ませたいぐらいの精力家。
そのパワーの秘密は、当時から精力剤として使われていたオットセイのペニスの粉末を常用していたことにあったようです。
オットセイは一夫多妻制で、強いオスが何頭ものメスを独占してハーレムを作ります。繁殖期にはそれこそ不眠不休で繁殖に励むのだとか。
そんな生態にあやかろうと珍重されていた海狗腎(オットセイとはもともとオットセイのペニスから作った生薬の名です)を愛用していた家斉は、即位が早かったこともありますが、在位期間も50年と徳川15代の中ではずば抜けています。

日本の媚薬や精力増強については、まだまだ興味深い(笑える)話があります。

性に対してもともと奔放だった国民性がうかがえますね。

中国4000年の精力剤

アリが精力剤って本当?

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インチキが多い中国の精力剤

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おしっこからつくった「秋石」

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中国王侯貴族の精力剤「サソリ」の猛毒パワー!?

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