おしっこからつくった「秋石」

尿を飲むというと、アブノーマルな性行為を思い浮かべる人もいるかも知れませんが、民間健康法としては、意外と古くから日本でも行われてきたものです。「飲尿療法」はおしっこを飲むという部分がショッキングに伝えられるため、あまり普及しているとは言えませんが、自宅で行っている人もいます。

尿そのものは漢方では薬の材料として使われており、特に子どもの尿は良いとされています。尿を使った薬のうちのひとつ「秋石」は、古代から精力剤としても使われています。

飲尿療法に効果はあるの?

朝一番の自分の尿をコップ一杯ほどためて、そのまま飲むというものです。飲むことに抵抗がある人の場合には、水やお茶などで薄めて飲むこともあるそうです。尿は便とは異なり血液から作られたもののため、排泄時には無菌です。実行している人たちの間では、「尿を飲むことで体の中のセンサーが働き自然治癒力を高める」と信じられています。科学的根拠があるわけではありませんし、プラシーボ(心理的効果)とも言われたりもします。

尿の活用法としては、ハチやヘビに噛まれた時に、消毒としておしっこをかけると良いとも言われています。また、皮膚の湿疹などにも効くと言われ、肌に潤いを与える塗り薬として使われることもあります。

尿を固めて作った薬、淡秋石

「秋石」(しゅうせき)には2種類あり、尿を使ったものを「淡秋石」、岩塩を加工したものを「盆秋石」と呼びます。「淡秋石」は秋に子どもの尿を集め、そこに石膏を加えて尿成分を沈殿させ上澄み液をすてて、また尿を加え、という工程を何度かくりかえし、最終的には白い塊にするものです。

「盆秋石」は、岩塩に水を加えてろ過し、ろ過液を加熱して水分を飛ばして粉末にし、さらに陶器のお椀にいれて強火で炒って、塊にしたものです。「淡秋石」の成分は尿酸カルシウムとリンさんカルシウム、「盆秋石」は塩化ナトリウムとリン酸カルシウムです。乾燥肌の保湿や、発熱、のどの痛み、頻尿や尿の濁りの改善、高齢者の体力向上や精力アップに効果があると言われています。

精力アップの効果のほどは定かではありませんが、漢方薬ですので、飲んだとたんにビンビン勃ちはじめるということは期待できないでしょう。あるとしても、徐々に体力が改善されて力がついてくる、というようなものではないでしょうか。尿から作られたものに抵抗がなければ、試してみるのも良いかも知れません。


尿を原料につくられた「淡秋石」という漢方の薬剤があります。精力増強の効果もあると言われています。

中国4000年の精力剤

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